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ばっく・つー・はのいですの。

obachan たいへんおまたせしましたわ。ベトナム奇行の続きですわ!

 ホーチミンに向けて南下するリザとはフエでお別れだったですの。
 すっかり仲良しになったわたくしたちはこんどは東京かサンフランシスコで会いましょうね、
と約束をしてハグしてチューしてグッバイしたですわ。
 ハノイまでの帰りはまた電車で14時間はかんべんですわーと思ったのでフンパツしてひこーきを使うことにいたしましたの。

 ここでゆきぴゅーの“べとなむ豆知識”ですわ。
 ベトナムは飛行機とかの交通機関の料金を旅行者用に別にもうけてありましてそれがベトナム人の約2倍の値段なんですのよ。しかしですね、
聞いた話によると彼らの平均月収は日本円で約1万円。で、パスポートを取るのに20万かかるらしいのです。たいへんな話ですわー。

 これを聞いたらわたくし、シクロのにいちゃんに毎回ぼられたり、
水買っておつりの桁がゼロ一個少なかったりしたことはどーでもよくなってしまいましたのよ。

 フエの空港についた途端「だ、だいじょーぶですのー?この空港...」と心配になりましたわ。とにかく規模が小さいですのよ。ま、
でも外に見える飛行機はまともだしなんとかなりますわ、と思って座っておりましたら隣に2人のナイスガイが座ってきたですの。
 どこのお国の方かしらん、それにしてもかっこいいですわーと思っていたら話かけてくるではありませんか。
 「ハーイ、ハニー!この飛行機はハワイにいくかい?」
 「ええそうですわ!←目がハート)」
 「Hahaha!行き先はハノイだろ!ブラザー!(つっこみ)」
 「おっといけねぇ。僕たちオーストラリアから来た兄弟なんだ。僕はニック。ナイストゥミーチュー。君は..えっと..」
 なんですの?ドキドキドキ。
 「(顔をまじまじ見られて)ベトナム人と日本人のハーフでしょ?」
 がーん。
 「違いますわー。100%メイドインジャパンですのよー!」
 や、やばいですわ、さんざんお師匠様にも「おまえはベトナム顔だ」
とか言われているけどこっちに来てもすっかり現地人に見られてしまってるのかしらー。
ノーメイクで日焼け止めも塗らないで歩いているもんだから、真っ黒に日焼けしちゃってそれがいけないのかしらー。
これでアオザイ着てたら絶対日本人には見られないのかしらー...
とあれこれ考えてるうちに飛行機はあっという間にハノイに到着したのでした。行きは14時間もだったのに..
 ハノイに着くと2人のオージー兄弟が一緒に市内までタクシーに乗ろう、と言ってくれたのでご一緒したですわ。
 わたくしが“明日の夕方日本に帰るですのよ”というと、じゃ今晩一緒にディナーなんかどうだい?と誘ってくれて、
暑さも加わってボーっとなりながらホテルへもどったのでした。
 ホテルに着くとフロントのおにいちゃんが
 「ユキ、お帰り。今日は約束どおり、ご飯食べに行こうね!」
 はっ!そうでしたの。わたくしはフエに旅立つ前に、荷物持っていくのが面倒だから、ホテルのフロントに預けたままにして、
ついでにご飯のお約束などしていたのですの。ううう、どうしましょう。で、でも、このおにいちゃんといったら屋台ですわ。
オージーブラザーと行ったらレストランですわ。ポクポクポクポク….チーン。
 「ごめん!わたくし!わたくしー!さよならぁ~!」
 「あ、ユキー、どこへいくのー!」
 そうして、引き留めるおにいちゃんをのこして、わたくしはでぃなーにバイクで走り去ったのですわ~!

 いよいよこの旅のクライマックスですわ。つづく。

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