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お出かけ前にヒモ一本、ですの

 初詣を終えたあと浅草の商店街をぶらぶらしていましたら「リフレクソロジー」の看板を見つけましたの。○塚さんが
「時間つぶしにやっていかない?せっかくだから癒されましょうよ」というので入りましたの。
メニューを見てあれこれ迷いながらもゆきぴゅーは「ハーフバック」という背中、
肩中心の25分コースとパラフィンパックという手のパックをすることにいたしましたの。エステのおねいさんが
「本日はお着物ですがお帰りの着付けは大丈夫でございますか?」と聞くので、心の中では「だいじょーぶですわ、
ゆきぴゅーもう自分一人で着られるようになったですのよ。仕事でも着てるですのよ。バカにしちゃぁいけませんわ」と思いつつ、
にっこり笑って「大丈夫でございます」と言っておきました。
マッサージは着物を脱いで長襦袢姿でベッドに横たわった謎の格好でやってもらいましたの。あぁ~ん最高ですわ。
 で、至福の時はあっという間に流れ、帰りのお支度ですわ。着物はなんなく着られて、帯の段階に入ったとき「○塚さぁ~ん!!!
お手伝いして下さい~」と叫んでしまいましたの。なぜならお太鼓結びの時には必ず仮ヒモが必要で、それがないと結べないんですの。
外で着物を脱ぐことになろうとは思ってもいないのでヒモを持ち歩いているはずもなく結局着付けのセンセ○塚さんの手を借りることになってしまいましたの。
エステのおねいさんに顔向けできませんわ、、。キュッキュっと慣れた手つきで帯を結んでくださりながら○塚さんが教えてくださいました。

「ゆきちゃん、これからいつどこで殿方とおデートをしてこんな事態になるかわかりません。
着物で外出する時には必ずヒモは持ち歩くのよ。お出かけ前にヒモ一本、よ。」
 
 今日はヒジョーに大切なことを学びましたの。きっと○塚センセもそのような事態が過去にあったに違いないですわ。

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