2001/7/27 金曜日

じゃぱん。お師匠様の元へ、ですの。

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 1:44:41

FURUTS べとなむ奇行最終回ですわ。

 そうしてニックの泊まっているホテルまでびゅーんとバイクタクシーで行ったですの。
 3人で街をぶらぶら歩いていたら、程なく町の中心の湖に出ましたの。湖のほとりには人がいっぱいいて、
周りには賑わってるふうのおっしゃれ~なレストランがありました。
 ニックが「ここに入ろう」というので「ええそうしましょう」と中に入ると生バンド?
が民族音楽の演奏をしていてそれはそれはステキなんでしたの。毎晩一杯40円のフォーばっかり食べてたので、
そこは竜宮城みたいなところに思えましたわ。
 みんな、まずはビールで乾杯したですの。汗をだらだらかきながら歩いていたのでビールがとってもおいしかったですの~。
その時点でわたくしはお酒が回りはじめて、る~るるる~。ニックが「ハニー。お料理はなにがいい?」と聞くので、わたくしもごきでんで
「おまかせしますわ。ダーリン」と答えたですの。弟君は「おう。あつあつだぜ。おいらは飯抜き?」と笑っておりました。
 ニックがあれこれとオーダーする間、わたくしはバンドの演奏に聴き入っておりましたの。
日本の琴に似た楽器があったりしてとってもなつかしい感じがしましたわ。
 そのうちお酒に弱いわたくはさらにビールが回ってきて世界がぐるぐるとなりはじめたんですの。
 ニックも「YUKI大丈夫かい?」と心配していてくれていたら、やっと料理がきたですわ。
 まず前菜として運ばれてきたものはおいしそうな生春巻き2本。
 ん?生春巻き?ん~?おいしそう・・・・なんかあったのですわ~。なんでしたの~。うーん。でもおいそうですの~。わたくし、
空腹で我慢できませんの~。あ~ん。かぷ。・・・・おいちー!
 そのあとは、よくはおぼえていませんの。
 どうやら、ホテルのおにいちゃんに聞くと、ニックと弟君が、レストランで食べ終わったぐらいに、
俵のように担いで持ってきてくれたらしいのですがそれはおろか、ニックの顔も思い出せないし、
ニックにもらったはずの住所もe-mailアドレスもないですの。なんで~!?
 
 翌朝、お世話になったホテルの従業員さんたちにお別れを言ってハノイを発ったのです。例の彼は、
うらめしそうにわたくしに手を振っていましたわ。そして延々1日かけて、日本までたどり着いたのですの。
 そういえば、旅の初め頃にはきちんとメールしていたのですが、後半はすっかり忘れておりましたわ、お師匠様のこと。
無事締め切りは乗り切ったのでしょうか。お師匠様に頼まれたものはきちんと手に入れましたわ。べとなむの写真と、
キョンキョンの午後の紅茶トランクと、その他もろもろ。でも、なんか忘れているような気がするですの・・・。
 そうこうしているうちに、飛行機は羽田に着いたですの。わたくしは荷物を手に到着ロビーに出たですの。すると、なんとそこには、
真っ黒に日焼けした・・・ではなくて、あまりの疲労に、顔色は土気色、髪はボーボー、ひげもボーボーのお師匠様が立っていたのでした。

 「お師匠様!ゆき!ゆき!帰って参りましたの~!あぁ~ん!」
 そうしてわたくしはお師匠様の腕の中に飛び込んだのでしたの!
 そして嵐のようなチュー・・・・ではなくて、・・・うっ、この鼻を突く臭いは!
 「お師匠様、もう何日・・・・」
 「・・・・みなまで言うな・・・。男には代償を払ってでも、やらねばならぬ時があるのだ・・・」
 そして駐車場へ歩き始めたお師匠様の背中には、男の哀愁が漂っていたのですわ。漂っていたのは、それだけじゃありませんけれども・・・・

 お・わ・り・

 —————————-

 車は都心に向けて走っていくですの。
 開け放たれた窓は、車の中の空気を適度にかき乱して、夏らしい臭いをサンルーフからそとへと運んでいくですの。
 そのとき、ずっとだまっていたお師匠様が口を開いたですの。
 「生春巻き・・・・マスターしたか?」
 ・・・・・血の気がひいたですの。・・・・ポク、ポク、ポク・・チーン!
 「バ、バッチリですわ!任せてですわ!」
 「・・・そうか。よくやった。」
 わたくしは、こっそりとi-modeを取り出して、「ベトナム料理屋」と検索していたですの。ある夏の日の午後でしたの。

2001/7/25 水曜日

ばっく・つー・はのいですの。

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 13:46:20

obachan たいへんおまたせしましたわ。ベトナム奇行の続きですわ!

 ホーチミンに向けて南下するリザとはフエでお別れだったですの。
 すっかり仲良しになったわたくしたちはこんどは東京かサンフランシスコで会いましょうね、
と約束をしてハグしてチューしてグッバイしたですわ。
 ハノイまでの帰りはまた電車で14時間はかんべんですわーと思ったのでフンパツしてひこーきを使うことにいたしましたの。

 ここでゆきぴゅーの“べとなむ豆知識”ですわ。
 ベトナムは飛行機とかの交通機関の料金を旅行者用に別にもうけてありましてそれがベトナム人の約2倍の値段なんですのよ。しかしですね、
聞いた話によると彼らの平均月収は日本円で約1万円。で、パスポートを取るのに20万かかるらしいのです。たいへんな話ですわー。

 これを聞いたらわたくし、シクロのにいちゃんに毎回ぼられたり、
水買っておつりの桁がゼロ一個少なかったりしたことはどーでもよくなってしまいましたのよ。

 フエの空港についた途端「だ、だいじょーぶですのー?この空港...」と心配になりましたわ。とにかく規模が小さいですのよ。ま、
でも外に見える飛行機はまともだしなんとかなりますわ、と思って座っておりましたら隣に2人のナイスガイが座ってきたですの。
 どこのお国の方かしらん、それにしてもかっこいいですわーと思っていたら話かけてくるではありませんか。
 「ハーイ、ハニー!この飛行機はハワイにいくかい?」
 「ええそうですわ!←目がハート)」
 「Hahaha!行き先はハノイだろ!ブラザー!(つっこみ)」
 「おっといけねぇ。僕たちオーストラリアから来た兄弟なんだ。僕はニック。ナイストゥミーチュー。君は..えっと..」
 なんですの?ドキドキドキ。
 「(顔をまじまじ見られて)ベトナム人と日本人のハーフでしょ?」
 がーん。
 「違いますわー。100%メイドインジャパンですのよー!」
 や、やばいですわ、さんざんお師匠様にも「おまえはベトナム顔だ」
とか言われているけどこっちに来てもすっかり現地人に見られてしまってるのかしらー。
ノーメイクで日焼け止めも塗らないで歩いているもんだから、真っ黒に日焼けしちゃってそれがいけないのかしらー。
これでアオザイ着てたら絶対日本人には見られないのかしらー...
とあれこれ考えてるうちに飛行機はあっという間にハノイに到着したのでした。行きは14時間もだったのに..
 ハノイに着くと2人のオージー兄弟が一緒に市内までタクシーに乗ろう、と言ってくれたのでご一緒したですわ。
 わたくしが“明日の夕方日本に帰るですのよ”というと、じゃ今晩一緒にディナーなんかどうだい?と誘ってくれて、
暑さも加わってボーっとなりながらホテルへもどったのでした。
 ホテルに着くとフロントのおにいちゃんが
 「ユキ、お帰り。今日は約束どおり、ご飯食べに行こうね!」
 はっ!そうでしたの。わたくしはフエに旅立つ前に、荷物持っていくのが面倒だから、ホテルのフロントに預けたままにして、
ついでにご飯のお約束などしていたのですの。ううう、どうしましょう。で、でも、このおにいちゃんといったら屋台ですわ。
オージーブラザーと行ったらレストランですわ。ポクポクポクポク….チーン。
 「ごめん!わたくし!わたくしー!さよならぁ~!」
 「あ、ユキー、どこへいくのー!」
 そうして、引き留めるおにいちゃんをのこして、わたくしはでぃなーにバイクで走り去ったのですわ~!

 いよいよこの旅のクライマックスですわ。つづく。

2001/7/13 金曜日

ドラゴンボートで応急巡り、ですの。

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 11:50:21

Dragonboot フエを訪れると誰もが参加するのが「王宮巡りのボート・トリップ」なんですの。
 街の郊外を流れるフーン川づたいにいくつかある王宮跡を、ドラゴンボートに乗って観光する一日ツアーなのですが、な、
なんとこのツアー代は、ランチ付で$2。いかにベトナムの物価が安いかお分かりになるでございましょ。
 わたくしとリザの乗ったボートには、他にアイルランドからのカップルやスイス人おねいさん二人、中国人、ベトナム人、
と国籍さまざまでとってもインターナショナルでしたわ。
 ボートはこれまたゆっくりゆっくり川を下っていきますのよ。うとうとしかけたころやっと最初の寺院に着きましたですの。
 8角形の7重の塔でそれはそれはりっぱなものでした。
 わたくしはしょっぱなからバチバチと写真を撮りまくったですのよ。
 で、またボートに戻って次の王宮へ川を下ったんですの。
 ところが次のところはボートを降りてからしばらく歩かないと行けない場所らしいのです。で、
案の定モーターバイクのにいちゃんたちが客待ちをしているんですの。
 「ここから寺は6キロ離れてる、遠すぎて歩けない、安いよ、安いよ」というようなことを言って道をふさぐではありませんかっ!

 わたくしはさんざんハノイでぼられたのでモーターバイクのにいちゃんの言うことは信用できないですのよー。
どうせ6キロなんてのはうそで1キロくらいですのよ、リザ歩いて行きましょ、と無視して歩き始めたのですが、目指すはとんでもない山の中、
舗装されてないでこぼこ道、暑さにくらくらしてきて「ほ、ほんとに6キロあるかも・・・」と思ったその瞬間、
後ろからさっきのモーターバイクにいちゃん達がやってきたんですの!
 負けましたわ、でも安くしてちょうだいませね、と助けを求めると「そしたら二人一
緒に乗れ、一人分の料金にしてやるよ」と言うのです。
 リザはキャーキャーはしゃいでさっさと乗ってしまいましたの。山道大人3人乗りですのよー。もちろんノーヘルで。危ないですわー。

 「にににににいちゃん、ああああああ~安全運転で~す~わ~よ~、分かったで~す~の~!?わわわわわわたくしはまだ生春巻きの修行が!」
(ゴンッ)
 念を押してるヒマもなくびゅ~んとバイクはお寺目指して走しっていくのです。
 そうしてあっという間にお寺に着いたのです。
 さっそく中に入ろうとしたら男の人が慌てて寄ってきたんですの。
 「あなたたち、チケット買ってください」
 と言うのです。
 「へ?タダじゃないんですの??ニャット(日本)のお寺は、みんなただですわ!(大嘘)」
 と言いましたら、なんと入場料が55 000ドン(約$4)もふんだくるですの!
 フォーを一杯40円で食べれるこの国で入場料$4とはちと高すぎやしませんの~と抗議しても聞き入れないので、
リザとわたくしはしぶしぶ払って中に入ったですの。ところがどっこい。さすが世界遺産ですわ!
タイムスリップしたみたいですわ!!すばらしいですわ!!の一言ですわ~!!!!。
 またまたわたくしはバチバチ写真を撮りまくったですの。
 ボート出発の時間が迫ってきたので待っててもらったモーターバイクにまたまた3人乗りで戻ったのですが、そこにはなぜか、
うかない顔のアイルランドカップル。
 そういえば彼女たちの姿をお寺で見なかったですわ。「どうしたんですの」とりザが聞きますと、
なんでも今日はそんなにお金を使うと思っていなかったのでほんの少ししか持ってこなかった、
あと何ヶ所か行くのだったらそっちでも払わなくちゃいけないのでここは見なかったというんのですの。
 それは残念ですわ。悲しいですわ。涙そそりますわ。すばらしい建物でしたのに。・・・・
 (ポクポクポクポク…ピコーン)そーですわ、
思い出しましたわ!わたくしデジカメライター文月凉の弟子ですの!写真撮っているですの~!デジカメで~!エイドリア~ン!!とデジカメで撮った写真を見せてあげたんですの。

 カップルちゃんたちはたいへん喜んでくださいましたわ。

 つづく

2001/7/10 火曜日

フエですの~

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 0:17:02

marcket 「朝めしだー」の声に飛び起きたのはいいんですが何が出てくるのかと思いきや、な、
なんと肉まん一個と水。朝から肉まんですかっー!!!と怒る気にもなれず、むしろこれはギャグではないかと思い、
一人つぼにはまって肩をふるわせて笑っておりました。
 すると、隣のベトナム男性が肉まんかじりながらわたくしを見てつぼにはまって笑っておりました。
 でも斜め上のベッドのリザはちらりと肉まんを見ただけでまた眠りにつきましたの。あたりまえですわ、ふつうですわ。
肉まん大好きなジャパニーズのわたくしでさえ、朝から肉まんはちとキツイですわ、なのにリザが食べるわけがございませんのよ。
 あぁ~ん、これじゃ昼ご飯も期待できないですわ、と仕方なく窓から見える外の景色を眺めておりましたの。
 田園風景がどこまでも続いているド田舎ですわ。それにしても電車の遅いこと遅いこと。時速40キロくらいで走ってるに違いありませんわ。
だってだって横の道を走る車やモーターバイクがどんどんどんどん電車をぬかしていくですのよ~。
地図で距離を測ってみるとちょうど東京から大阪間くらいなんですのよ。そこをちんたらちんたら14時間かけて走っているんですわ~。

 うとうとしかけた数時間後、今度は「お昼ご飯だ~」の声でたたき起こされたですのですわ。
さすがのわたくしも朝は食べてないみたいなものなので、お腹がすいてきゅるきゅるでしたの。
肉まんの次はなんですの~と思っていましたら出てきたものは意外にもまともなお弁当でしたわ。白米にお肉と野菜の炒めたもの、
謎の葉っぱのスープ….。リザも下に降りてきて一緒に食べましたの。
 昼食が済んで、またうとうとと寝ていましたら遠くから「フエ、フエ!」の声がするではありませんか。
あぁいよいよ着くのね~そろそろ準備しなくちゃ、と起き上がりますと電車がゴットン、と止まりましたの。
 周りを見回すとそこは駅??つ、着いたですの~?そ、そんな、まだ荷物がぁぁぁぁ!!!リザ、リザ、起きてぇぇ、、フエよ、フエ、、
バタバタバタ・・・
 と、それからの記憶はぷっつりと切れておりまして、気が付くと二人とも両手にガイドブック、ウエストポーチ、バックパック、水、
なぜか肉まん、とりあえずすべての荷物を持ってフエの駅に突っ立っておりましたわ。
 寝ぼけていたリザも相当慌てたらしく自分の荷物を線路脇で一つ一つ確認しておりました。
 街中の見た目のよさそうなホテルにチェックインしたわたくしたちはツインの部屋に泊まることにしてシャワーを浴びさっそくフエの街を散策に出かけたんですの。

 フエは街の真ん中を大きな川が流れていて静かでゆったりした落ち着いた雰囲気の街でわたくしはすぐ気に入りましたの。
 さすがベトナム最後の王朝の置かれたところですわ。
 まず行ったのはドン・バ市場という巨大なマーケットでそこには野菜、洋服、お菓子、果物、ニワトリの丸焼きと丸焼きになるまえのニワトリ、
魚、布団、漢方薬…
 ありとあらゆるモノが売られていて活気がありましたですの。
 わたくしたちはそれぞれ祖国では見たこともないようなカラフルな果物を大量に買って、帰りによさげ~なレストランに入ったんですの。

 わたくしは何がなんでも生春巻きと思い、またまた「地球の歩き方」を出して指差すと「うちにはそれは無いんです」と言うではありませんか。

 がぁ~ん。いったいどこに行ったら食べれますの~?!
 まぁ仕方ないですわ、まだ時間はありますもの…と思って他の物を注文してお腹がいっぱいになったところでリザが
「このフルーツ切ってもらいましょう」とステキな提案をしてくれたのでウエイターさんを呼んでお願いしましたの。
 川から吹くここちよーい風とおいしい南国フルーツですっかり気分をよくした二人は帰りしなに「マッサージ」の看板を発見!
 顔を見合わせてにっこりうなずいた瞬間二人の足はそのお店に向かっておりました。
 フットマッサージ&フェイスマッサージをやってもらってついでにマニキュアなんかもお願いしてトロ~ンとなりながらホテルに戻りましたの。

 ガイドブックを広げて明日は「王宮を巡る川くだりツアー」
に行こうということになって気づいたらそのまま二人とも朝までオチテしまいました。

つづく

2001/7/8 日曜日

生春巻きをもとめて、ですの。

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 20:03:22

Liza&train 「きのうのハ・ロン湾はとってもよかったですわー。むにゃ・・。」
 と、のそのそと昼頃起きた5日目。
 今日は何をしましょと、とりあえずインターネットカフェにてくてく歩いていきましたらお師匠様からメールのお返事が来ていましたの。

 メールの様子から相当ヤバイ状態であることがわかりましたが、わたくしはベトナム。どうしてあげることも出来ないので、
哀れに思いましたがほっとくことにいたしました。
 が、メールの最後に「生春巻き修行はどうだ?」と一言書いてあるではありませんかっ。
 そうですわ!すっこーんと忘れていましたがわたくしは今回生春巻き修行にきたので
すわ!た、たいへんですの~。まだ一回も食べておりませんわー!とあわてたんですの。
 しかしよく考えてみれば街の道端でフォーを売ってるお店はたくさんあるのに生春巻き屋は一度も見てないのです。
 それでホテル戻って従業員のにいちゃんに
 「”なまはるまき”はどこ行ったら食べれますの?」と聞いたのです。
 すると「”なまはるまき”ってなんだい?」というではありませんかっ。
 なんですと~?!生春巻きのお国の人だモノって、あんたの国の代表的な食べ物じゃございませんの~、と言っても分からないみたいなので
「地球の歩き方~ベトナム~」のカラーで載ってる生春巻きの写真を指差して「これですわ、これ!」と言ったのです。
 すると「あ~これね、これは..う~ん..」
 と首をかしげて「もしこれを食べたいなら、ちょっと高級なレストランに行かないとだめだよ」とそっけなく言うのです。
 今回は修行の旅だからそんな高級レストランに行けないんですのよ、
屋台とかでおばちゃんの作り方をこっそり教わって帰ろうと思っていたのに..と涙ながらに身振り手振りで話すと、
 「この料理は確かにベトナムのトラディッショナルな食べ物なんだけどそこらへんの
道端で売ってるものじゃぁないんだよ。わかるだろう?」
 「なんでですの?!生春巻きのお国の人だもの、じゃないのですの?!」
 「だってさ~」
 「だって?」
 「こんな暑い中で生物を屋台で出して、なまもの食わせたら、腐ってはらこわすじゃん」
 おおぅ。おにいちゃんインテリですわ。東南アジアは腹壊すのは常識なのは、日本人の腹が弱いせいと思っていたら、
現地の人々でもおなか壊すのですね。でも現地の人の腹下しは、日本人にはそうとうきついのですわ!
 とりえあず納得してうなずくわたくしにそのにいちゃんはある提案をしてくれました。
 「キミ、フエに行ったらどうだい?フエはその昔王朝のあった場所で伝統的な王宮料理が有名だよ」と言うのです。
 はぁ、フエですか、フエというとハノイからどのくらいかかるのかしらん、、とガイドブックを開いて見ていたら
 「ほら、電車のチケット。今予約してあげたから今夜の便で発つといいよ」
とわたくしの意思などまったく無視して勝手に進めてしまったんですのよ。ま、
でもハノイも歩き回ったし見知らぬ土地で鉄道の旅もいいかしらん、と思ってさっそく支度を始めたんですの。
 そして夕方。フエで数泊してまた必ずここに戻ってくるから部屋を確保しといてちょうだいませね、といったんチェックアウトして、ついでに”
部屋のお荷物、フエまで持っていけないから預かっててちょうだいね”、とお願いしたんですの。
 「OK!気をつけていってらっしゃい」と言ってわたくしの部屋にその荷物を確認しに行った従業員のにいちゃんは
 「こ、これ全部置いてくもの?」と、ででぇぇ~んとベッドの上に置かれた数日間に買いまくった荷物を見て卒倒しておりましたわ。

 では行って来るですわ!
とすっかり乗りこなせるようになったモーターバイクでびゅ~んとハノイ駅まで行って夜10時発の電車に乗りこんだのです。
 にいちゃんが予約してくれたのはソフトベット(エアコン付)という寝台車でしたが、
この国では何度も常識を覆されていましたので期待はしてはおりませんでした。案の定行って見るとコパーメントのベッドは4つ。
上下2人づつの2段ベッドになっておりましてすでにわたくし以外の3人は入っていましたですの。
 もちろん男女混合で、2人のベトナミーズ男性と旅行者らしき外国人の女の子。
 彼女はわたくしの顔をみるなり「よかったわぁぁぁぁ~~~あなたがいなかったら私とっても心細かったのぉ」と言いました。
 わたくしは下の段で彼女は斜め上のベッドでしたがお互い自己紹介をしているとゆっくりと電車が動き始めましたの。
 彼女はサンフランシスコから来た”リザ”という子で偶然彼女もフエに行くとのこ
と。
 とっても気さくな感じのコで「私も一人だし、よかったらフエで一緒に過ごさない?」
 と言ってくれて安心してさぁそろそろ寝ましょうかとなりましたの。
 わたくしは”明日起きたら古都フエに着くのね”、と興奮しながら
 「ねぇ、リザ。明日の朝は何時にフエに着くのかしらん」
 と聞きましたら、
 「え?朝じゃないわよ、昼過ぎの2時よ」
 と言うのです。
 「に、にじぃ~???」
 ってことは、、と指折り数えて
 「じゅ、じゅーよじかん、ですか!まいがーっ!」
 そうとなったらひたすら寝るに限るですわ!と必死に目を閉じて眠りにつこうとするのですが何せ慣れていない電車の横揺れ。
しかも少しずつベッドのマットレスが横にずれて気付くと体半分が通路に出てしまうのです。
おまけに上のおっさんのいびきが始まってなかなか寝付けずにいましたが、いつのまにかオチテいましたの。
 で、翌朝。
 車掌さんの「朝めしの時間だ!」というでっかい声にびっくりしてベッドから転げ落ちて起きましたですの。

 つづく。

2001/7/7 土曜日

ハ・ロン湾ですわ!絶景ですわ!

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 20:39:23

Ha long Bay 3日もハノイを歩き回ったらいよいよ飽きてきたので4日目は「ハ・ロン湾巡りクルーズツアー」
に申し込んだですわ。
 ハ・ロン湾っていうのは、むか~しむか~しからの波の浸食で出来たおもしろい形の岩々が海面からそそり立っているところで、
ベトナムでは一大観光地となっているんですの。
 しかぁ~し!ハノイからバスで4時間。田舎のがたがた道であいかわらず運転手はひっきりなしにクラクションを鳴らすので、
おちおち寝ていられないんですのよー。外はどこまでも続く田園風景。水牛とスゲ傘かぶった農家の人々の姿が見られました。
 バスの中はほとんどがバックパッカーのみなさんでしたわ。日本人は私ともうひとり女の子がいて、お話をしたらなんと、
かつての私と同じくニュージーランドワーキングホリデーに行っていて、その帰りにマレーシア・タイ・カンボジア・
ベトナムと旅してるたくましー女の子でしたの。
 私もワーホリ経験者ですのでしばしニュージーネタで盛り上がった後、しゃべり疲れて寝ていたら急ブレーキで頭を窓にゴン!
と打ってたたき起こされたですわ。
 ハ・ロン湾への入り口の港に着いたのですの。
 バスを降りてお昼を食べていよいよクルーズです。
 といってもあの国で豪華客船クルーズみたいなのを想像したらいけませんのよ。
 あぁ~ん。あくまでも漁船、なんですのよ。
 あまりのおんぼろさにちょっと心配になってこっそり救命胴衣の在り処を確認したあと、デッキに出て景色を楽しみましたわ。
 行ったことはございませんが中国の「桂林」に似た水墨画のような世界でしたの。
 湾内のケーブをくぐるとそこは360°岩山に囲まれた、しーんとして、ただ鳥の鳴き声がする静かな場所でしたの。
 いゃ~ん。ベトナムにもこんな静かなところがあるのね~とたそがれていましたら、
突然目の前に座っていたヨーロピアンのおねいちゃんがいきなりTシャツとズボンを脱ぎ始めましたの。
 な、な、なにをするですの~と思った時には彼女は下着姿で海に飛び込んで、気持ちよさそーに泳ぎながら、くいくいっと指をまげて、
「カモ~ン!」と言うではございませんかっ!
 それにつられて3,4人の金髪のおねいちゃんが次々と脱いで海に飛び込んだですわ。
 わたくしも一瞬「泳いじゃおうかな」と思いましたが、ワーホリ帰りのジャパニーズちゃんが
「あの人たちってビキニにも見える黒とかグレーの下着つけてんのよねー。だから恥ずかしくないのよ。私のなんてもう見るからにちちばんど!
ってのだからだめー。あーでも気持ちよさそうー」とため息ついて言いましたですの。
 こんなことなら水着を持って来ればよかったですわ。私もちちばんどでしたから。じりじりと照りつける日差しを受けながら、ブラ&
ぱんてぃで泳ぐヨーロピアンガール達をうらめしそうに見つめるジャパニーズ2人でしたの...。

 古都フエへの旅につづく

はのい3日目ですの。

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 2:10:06

hanoi22日目と同じく散策していたですの。
ええ、けっして手抜きではございませんわ。

2001/7/4 水曜日

はのい2日目ですの。

Filed under: 日記 — ゆきぴゅー @ 14:19:38

yatai 前日到着がたいへん遅かったのと疲れていたので朝はチェックアウト時間ぎりぎりで飛び起きて急いでシャワーを浴びたのですわ。

 おーこれがベトナムの朝ね~とのんきに外へ出るとモーターバイクがびゅんびゅん通って何度もひかれそうになり危ないんですの。

 お腹がすいたので通りのお店でフランスパン一個とミネラルウォーターを買って歩きながら食べていたら感じのよさそうなホテルを発見したのです。

 その名もプリンスホテル。(ちなみに日本にあるあのプリンスとは違いますのよ)お部屋を見せてちょうだいな、
と行ってみると前の日と同じ値段でもっとキレイだったので2泊目からのホテルはそこに決めたんですの。
 バスタブもあってダブルベッドで家具類なんかもおしゃれでとぉってもいい感じなん
ですのよ。
 で、とにかく荷物を置いてハノイの街を散策しに出かけたのです。
 お供はお師匠様に貸していただいたコダックDC4800ですわ。
 ハノイはベトナムの首都なんでございますが、ガイドブックによると南にあるホーチミンのほうが商業都市として栄えていて、
観光客もたくさん、モーターバイクの数も比較にならないくらい、町も汚くてうるさいらしい、、
 のです、が、が、が!!!すごいですのよ、ハノイも。ひっきりなしにバイクはクラクション鳴らして走るしその数も半端じゃないのですわ。

 道路横断しようものならもう命がけ、それに暑いしお店に入ってもろくにエアコン効いてないし、
玉のような汗をかきながらそれでも街を散策していろいろお買い物をしましたですわ。
 夕方足が棒になるまで歩いたのでそろそろホテルに戻ろうかと思って歩き始めたのですがしばらく歩いて何かへん、
と思ったらなんと逆の方向に歩いていてもうだめだと思ってタクシーをとっつかまえて「プリンスホテルにいってちょうだいな」
とお願いしたんですの。
 だけど着いた先はプリンスホテルはプリンスホテルなんですが、またまた別のプリン
スホテル。
 どうーいうこっちゃ~い!何でこの国には同じ名前のホテルがいくつもあるんですNoー!
と言っても仕方ないのでまたそこからてくてく歩いてホテルまで帰ったのです。
 その日の夜はホテルの前にある屋台で念願のフォーを食べましたわ。
 40円ですのよ。ずるずると麺をすすりながら
 「あ~今頃お師匠様は、、、」と考えたら急に心配になってそのままインターネットカフェに駆け込んだですわ。
 昨日の夜のメールのお返事が来ていてとりあえず生きてるみたいなので安心して、触らぬ神にたたりなしと、
返事を書かないでホテルに戻って寝ましたの。

 帰国してこの日のお師匠様のレシートを整理したら、事務所から徒歩30秒のコンビニのレシート3枚だけでしたわ。
 おにぎり・コーヒー・お茶、雑誌、、、この繰り返しですの。

 

 つづく

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