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グレゴリー・コルベール展

誘われなかったら行かなかったけど、行って本当によかったと思う写真展でしたの。あれだけ大きな移動型美術館の中に入ってしまえばそこはもう別世界。お台場にいることを忘れちゃいますの。まるで宙に浮いているかのように展示されている写真が、和紙に印刷されているっていうのも日本人にとってはポイント高いなぁと思いました。写真はどれもセピア色なので、普通は青一色の海の中もセピア色。象さんが上を泳いでいてコルベール氏(←たぶん)が下にいるカットがものすごーく印象的で、ダンボが空を飛んでるかのようでした。観る人に想像力をかきたたせるためにあぁいう出力の仕方をしたそうです。
コルベールさんは今、46歳くらいで、すでに15年前にこの構想を考えていて、その間一切作品を発表せずにこの写真展一筋にやってきたらしいですの。そのモチベーション維持力に感服ですわ。
だけど、一緒に行った若菜さんと後でランチしながら
「じゃ15年どうやって飯を食っていたのだろう。あれだけ世界中を周っていたら旅費やらなにやら莫大なお金がかかるだろうに」
という素朴な疑問に、
「なんてったってスポンサーが大きいし」
とか、
「もともと金持ちのボンかも」
とかそんな次元の低い話をしてる自分が嫌になりました。

絶対一人は象に踏み潰されてると思う

今回の写真集が16,800円で売っていると聞いて、
「ひぇ~!さすが、15年かけただけのことはありますわね。値段もすごいですわ」
とガラスケースの下にあるりっぱな写真集をヨダレを垂らしながら見ていたら、
それは16,800円のではなく、なんと87万5千円のものでした。そしてその隣には300万円の特別版なんてのもあって開いた口がふさがりませんでした。写真集は買えないまでも、せめて150円のポストカードでも、、と思っていたゆきぴゅーですが、そんなスケールの小さいものは売っていない、どこまでもスケールの大きな、素晴らしい写真展だったのでした。24日までなのでどうぞ。(おトイレは済ませてから行きましょう)

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • そんなに凄いんですか、行ってみよう、図書券持って。
    ある金のない団体から原稿依頼があって、原稿料は図書券で現物支給された。
    あれぇ、・・・本屋じゃないから、図書券は使えないか?

  • erisaさんへ

    ふら~っと入って10分くらいで出てくるようなものではないので、
    時間に余裕をもってぜひぜひ行ってみてくださいませ~。
    そして約1時間ある映像も観て来てください。

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