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放置プレイ

 きのうの午後、ゆきぴゅーが近所のスーパーに行こうとお部屋を出てアパートの階段を降りたら、
下の階のお部屋の玄関の外に4歳くらいの男の子が幼稚園服を着て突っ立っていていますの。そして目が合うなり「ママがいないの」
と言うですの。えええっー?!とびっくりして「マ、ママ、どこに行っちゃったですの?」と聞くと「わからないの。
でもあっちに行っちゃったの」と遠くを指差す男の子。こ、これってヤバくないですの~?!と途端に心細くなって、
でもどーにかしなくちゃという使命感に襲われたゆきぴゅー。仕方ないのでそのまま玄関の外でボクに事情聴取していると、
部屋の中から別の子供の泣き叫ぶ声がっ!「誰が中にいるですの?」「うん。○○ちゃん」妹か弟もいるらしく、(人の家ながら)
鍵のかかっていない玄関を開けると、両鼻からダラダラと鼻水を垂らした1歳くらいの女の子が廊下を猛スピードでハイハイしてくるですの。
そしてさらにびっくりしたのはもう一人3歳くらいのお菊人形みたいな女の子も走ってきて「○○ちゃん泣いてるの」
と自分の妹を紹介しつつ玄関に現れた見知らぬおね~さんに興味津々のご様子。
 雨の午後3人兄弟が放置プレイですの。とはいえ、他人のお宅なので玄関の中に入るわけにもいかず、鼻水を拭こうにもチリ紙もなく、
泣く子を外からあやしながら一番上のおにいちゃんに話を聞くのですが何を言っているのか要領を得ないので困惑すること10分・・・。と、
ボクの顔がぱぁっと明るくなりましたの。
「あ、ママ帰ってきた!」
 駐車場を見ると一台の車が帰ってきたところでした。きっとエンジンの音でわかったに違いないですの。
「あれママですのね?」
「うん。ママの車、白の○○○だよ」
「そう、よかったですわね」
 心の底からほっとして子供達を玄関の中に入れ、駐車場で買い物袋を下ろすママにご報告ですの。
「あのぅ、、さっき男の子が玄関の外で“ママがいない”というのでちょっとお話していましたの」
「えー!!!そうなんですかー?!すみません!ご迷惑おかけしちゃって」
 ママは少しの間お買い物に出たらしいのですが、それにしてもイヤ~な事件が後を絶たない世の中、
ちょっとこわいなぁと思ってしまったゆきぴゅーでした。

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