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今年はゴジライヤーですの

1954年に映画ゴジラが上映されて今年でちょうど60年。それを記念して6月7日から『ゴジラ(1954年)』のデジタルリマスター版が全国の東宝系劇場で公開になっておりまして、ゴジラファンであるゆきぴゅーは主演俳優の宝田明さんの舞台挨拶があるという初日に日比谷のTOHOシネマズシャンテに行って参りましたの、あのお足元のお悪い雨の中!
チケットを買っていたのは13:30から始まる2回目の上映分で、30分くらい前に到着して前の上映が終わるのをロビーで待っていると、そのうちにすごい拍手が中から聞こえてきて、終わったのかな?と思っていたところへ、出口からにこやかな笑顔で宝田明さんが出てきてびっくり!あら、お隣のハッピ姿でゴジラ人形をかかえている金髪の男性は誰ですの?と思ったら来月公開になるハリウッド版GODZILLAのギャレス・エドワーズ監督でした。すぐ目の前をふたりが通りすぎるという夢のようなことがおきて、ゆきぴゅーはとっさにギャレス監督のもとに駆け寄り、

「ハリウッド版GODZILLA楽しみにしていますわ!監督の1作目の作品『モンスターズ/地球外生命体』も観ましたわ。すごい世界観の映画で心に残るラストシーンでしたわ。スターウォーズも期待してますわ!あなたのゴジラ愛は同じゴジラファンとして日本人として心からうれしく思いますわ。これからもいい怪獣映画を作っていってくださいませね」

と言いたかったのですが言えなかったのでここで言います。その場に居合わせた超ラッキーな人達からは拍手が起こりエレベーターに消えていく2人のスターを見送ったのでした。実は2日くらい前のニュースで世田谷の東宝スタジオであった巨大ゴジラ壁画落成式に、ギャレス監督が宝田明さんと共に出席という話題を聞いていたので、
「もしかしたらギャレス監督も舞台挨拶に来るかも?」
とひそかに期待して行ったところ、ゆきぴゅーの予想はズバリ当たったわけです。が、ギャレス監督が登場したのは、1回目の上映後のみだったようでちょっと残念。でも宝田明さんの舞台挨拶はとってもよかったです。何がすごいって60年前の映画に出た俳優さんが今でもお元気でいらっしゃるということですの。背筋なんてピーンと伸びていて180cmの長身イケメン俳優は傘寿を迎えられた今も健在。当時の撮影裏話をときどき脱線しながらもたっぷりお話してくださいました。

「このデジタルリマスター版は、スタッフがひとコマひとコマ時間をかけて丁寧に修復して見事な映像美で復活していますのでお楽しみに。白にはいろんな白があって、黒にはさまざまな黒の表現があるんだということを実感していただけると思います」

みたいなことをおっしゃったのですが、そうなのです。60年前の映画ですから初代ゴジラは白黒映画なんですね。でもそれから始まった本編を観ていると、不思議と白黒の違和感はなく、ゴジラが放射能熱線を噴くシーンでは火に色が付いているようにさえ感じたのです。それにしても80歳のお姿を見た直後に20歳のときの姿をスクリーンで観るのってすごく不思議!いつまでもお元気でいてほしいと思いました。そして近い将来本家本元の日本でまたゴジラ映画が作られたときにはぜひ宝田明さんに出てほしいです。ちなみに今回のハリウッド版ゴジラには出演オファーがあって去年くらいに撮りに行ったそうですが、残念ながら尺の問題でカットされちゃったようなのでぜひディレクターズカット版を観てくださいとのことでした。

というわけで皆さまもよかったらお近くの東宝系劇場で28作あるうちの初代『ゴジラ』を!

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