伝統工芸にふれる一日ですの

『第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会』という少々堅苦しいタイトルの展示会に行って来ましたの。毎年どこかの県で開催されているのですが今年は東京大会ということで11月3日~6日までの4日間、大規模に東京駅周辺で行われました。ちなみにサブタイトルは『~CRAFT CROSSING in TOKYO~』と英語で。こっちのほうが親しみやすくていいんじゃないですの?と私は思いますが、要は伝統的工芸品に指定されている工芸品の製作実演や作品展、展示&販売という国内最大級の伝統工芸品マーケットです。

KITTEの1階アトリウムでの展示

会場となったのは「丸ビル」、「JPタワーKITTE」、「東京ビルTOKIA」、そして「東京国際フォーラム」の4ヶ所。東京国際フォーラム以外はそれほど大きくない展示なのですが、趣向を凝らした見せ方をしていて楽しかったです。中でも素敵だったのが、“暮らしに江戸のエッセンスを”と題したインテリアの展示。現代の生活に伝統工芸品をこうやって取り入れてみては?と、玄関やリビング、書斎などを再現していました。どれもいい感じ!

玄関
リビング
書斎

東京三味線のところには衝撃の展示がありましたの。「三味線の音を決めるのは皮。犬や猫、最近ではカンガルーの皮が用いられます」とあって、猫皮、犬皮、カンガルー皮のそれぞれの音色を聞き比べられるんですの!このボタンの前に立って、違いが判るまで何度も押して聞き入っていたのは私ゆきぴゅーです。ちなみに猫皮が一番高い音が出ておりました。

何回もリピート
壮観!
なんだかミョ~に親近感

会場では町娘風の着物姿のスタッフさんが説明してくれたりして外国人にも喜ばれていたようでしたよ。

着物姿のスタッフさん

東京国際フォーラムはホールB5とB7の2フロアがどど~んと展示会場になっていました。B7のほうは販売もやっていたので大賑わい。オシャレに着物を着こなしている女性や、どうみてもクリエイティブなお仕事してる人ですわよねアナタ?!といった人たちがわんさかいて、お客さんを見ているだけでも楽しかったです。

期間限定ポップアップショップ
東京銀器、山中漆器、江戸からかみのコラボレーション

そんな中、ゆきぴゅーが目をつけたのがこちら。尾張仏具のところにあった木魚ですの。じぃぃぃっと見ていたら「よかったらたたいてみてください」と言われて「いっ、いいんですの?!」とバチを持ってポクポクポク・・・。とてもいい音がしました。

『尾張仏具』の木魚

下級武士の内職から始まったという歴史を持つ『尾張仏具』は今年1月に伝統的工芸品に指定されたばかり。仏壇ではなく仏具が伝統的工芸品として指定されているのは京都と愛知だけなんだそうです。

他にも、秋田の川連漆器では、漆器にしては手頃なお値段の可愛らしいこんな椀セットや、

川連漆器

角館の樺細工で作られた市松模様のお盆にココロを奪われつつも進みます。

お盆欲しい!

江戸木版画(いわゆる浮世絵ですわね)のところでは彫師さんの実演に惚れ惚れ。

彫師さん

浮世絵といえばこんな商品も売っていました。見えないところにオシャレをする、これぞ江戸っ子の粋?!

靴底に北斎の神奈川沖浪裏

写真はないのですが『京表具』のところでは、表具についてのあれこれを職人さんが色々教えてくださいました。驚いたのは、先月行った『ボストン美術館の至宝展』で観た英一蝶の『涅槃図』の修復を、京都の表具職人さんがやっていたというお話。展覧会でその修復風景のビデオを観ましたわ~!と言ったら「それ私どもの職人仲間が行ってやっていたんですよ」と。こんなところでつながるなんてすご~い!と感動しちゃいました。

これも気になった!播州そろばん

ところで私ゆきぴゅーといえば以前、朝日新聞社さんの会員制サイト「アスパラクラブ」で、『ゆきぴゅーの勝手に弟子入り』という連載をしておりました(本も出てます)。毎月1回弟子入りと称して職人さんのところにおじゃましてモノ作りを体験。その中には今回の展示会で見た「江戸簾」や「豊橋筆」、「江戸木版画」などいくつかあります。今日も何人かその頃お世話になった“お師匠様”の名前を目にして懐かしくなりました。またどこかに弟子入りしてみたいな~と思った1日でした。

「伝統工芸にふれる一日ですの」への2件のフィードバック

  1. 「勝手に弟子入り」懐かしいですね。

    終わってしまった時、すごく物足りない感がありました。
    復活希望!!!

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