築地市場ですの


cafe朝6時。
 2人は築地市場の魚がし横丁のお寿司屋さんで朝一のビールを飲んでおりました。
お師匠サマは常日頃朝からビール飲むなんて人間のクズだとおっしゃいますがその時の2人はクズだろーがなんだろーが関係ないですの。
とにかく目の前のお寿司のおいしーこと。そして朝風呂浴びた後の(←ラクーアでしっかり入ってきた)ビールのうまいこと。
酔い酔いで板前さんに2日前からの旅の模様をすべて話して聞かせ、そりゃ残念だったねぇと同情してもらってお勘定。
それから魚がし横丁散策ですわ。そのあとは富岡八幡宮の縁日に出かけノミの市をひやかし、ランチにあさりご飯を食べ、銀座へ移動して
「銀座アンティークモール」とやらをたっぷり堪能しましたの。
 こうして思いのほか東京での休日を早朝から楽しんだわたくしたちは満足気におみやげを抱えて家路につきましたの。

 今、冷静になって考えてみたのですが、
去年は台風で船さえ出なかった→今年は船には乗れたが御蔵島には行けなかった→きっと来年は御蔵島には行けるがイルカの船が出ない→再来年はイルカの船は出たがイルカが出ない→・
・・・・・・・・・。
 この分だとゆきぴゅーが御蔵島のイルカちゃんと一緒に泳げるのは4年後くらいですわ。

ラクーアですの


P1010011 気を取り直してラクーアに到着ですの。平日の、
しかも夜11時を過ぎていたのでそんなに人は多くないですわ。12時を過ぎると深夜料金がかかるとのこと。
でもわたくしたちは女性専用仮眠室で夜を明かすつもりでしたのでゆっくり旅の疲れを癒すべく露天風呂に入ったりサウナに入ったり、
しまいには台湾式足ツボマッサージ30分コースまでやってしまい、かなりのご機嫌モード。(ちなみにゆきぴゅー、
今回の足ツボではキョーレツに痛みを感じたところがありまして悲鳴をあげると、「便秘ですね」と言われました。
ハイそのとおりでございます。)
 このラクーア、わたくしは初めてだったのですが、いろんな私設が充実していてかなり良いですわ。フロントで渡されるユニフォーム?
が妙に似合うとO塚さんに褒められましたの。
 しかしあそこの男女ミックスの仮眠室は夜中ともなればいびきの大合唱ですのよ。
約1名女性専用ルームにも大イビキをかく女がいてO塚さんは、
「鼻つまんでやろうかと思ったわ」と言っていました。
 夜が明けるとともにわたくしとO塚さんは次なる「東京ほりでぃ」スポットを目指し、朝焼けの水道橋を後にしたのでした。
 
 時は午前5時のことですの。

ヤケ酒ですわ


yakezake 何もしないまま、ただ22時間の船旅を終えて月曜日の夜9時に竹芝に戻ったわたくしたちは、

「飲まなきゃやってられないですわ」

 とまずは居酒屋に入ってお疲れ様のビールですの。
 しかしさすがに約1日船に揺られていたので体はまだ揺れているですの。
そんなところへビールをぐびぐび飲んでしまったからゆきぴゅーもう上機嫌ですわ~。
お師匠サマには
「帰ってきましたが事務所へは戻りませんわ~♪へろへろ~ぴー」
 と電話をして、これからの行動の作戦会議ですの。今から羽田に行ったらどこか行きの最終便に乗れるかしら、とか高速バスで東北ですわ、
とか、いっそ沖縄よ、でも京都もいいわね、とか到底無理なのに頭が悪くなってしまっているので次々といろんな案が出てくるですの。

 で、最終的な結論として、「東京ほりでぃ」ですわ♪ということになり、まずは東京ドームの隣りに出来た都会のオアシス『ラクーア』
で温泉に入りつつ癒されましょうということになりましたの。
 大きな荷物をかかえてサラリーマンに混じりながら電車で水道橋に移動ですわ。

ああ、夢にまで見た御蔵島


mikura 八丈島で今度は東京に帰る人々が乗船して、いよいよかめりあ丸は御蔵島に向けて出港ですの。
八丈島と御蔵島間は約3時間。往路以上に揺れる船。トイレに行くにもどこかつかまらないとヨロヨロしてしまうくらいですの。

 
 そこへ運命の館内放送ですわ!
「えー、御蔵島へおいでのお客様にまたまた悲しいお知らせです。海上の状態が回復せずまたしても着岸が不可能との連絡が島から入りました。
本船はこのまま一路東京、竹芝に向かいます。なむー」

 O塚さんもわたくしももう掛け合う言葉がありませんの。ひたすら泥のように寝るだけですわ。時々よろよろとトイレに行き、
戻ってまた寝、本をぱらぱらめくり、また寝、、の繰り返し。周りを見渡すとやっぱり本を片手に持った屍が何体も転がっているですの。
ヒマだから本を読むのですがきっとみんな気持ち悪くなってきてそのまま生き絶えたに違いないですわ。

 八丈島出港から約11時間後、寝過ぎで意識朦朧としながらもデッキに出てみるとそこは穏やかな東京湾。
向こうに大都市東京の光が見えますの。携帯の電波も来ていたのでお師匠サマにメールを1本入れました。

「お師匠サマ。ゆきぴゅーですわ。御蔵島にいるハズがなぜか今、遠くに東京タワーが見えますのーーーーー泣泣泣」

ここは八丈島


hachijyo かめりあ丸の中には八丈島が目的の人と、わたくしたちのように御蔵島が目的の人とがおりまして、
前者はとっととタラップを降りて下船ですの。わたくしたちはと申しますと、前の日から持参した朝食を無言で食べ、
暗黒の空を見上げてため息をつくばかり。
少しは楽しいことを考えようと船を降りて記念撮影なんぞをしたりしましたがやはり気分は冴えませんの。
結局2等和室に戻って雑魚寝ですの。

 余談ですがわたくしの妹ちゃんBが、出産予定日をすでに数日過ぎた妊婦でして、
いつ出るかいつ出るかとメールが来るのを待っておりましたところでしたの。
で、八丈島に上陸したらドコモのアンテナが3本立ったのでメールチェックしたところ午前3時に「陣痛がはじまりました。出してきます」
という本人からのメールに引き続き、「今朝5時元気な男の子が出ました」というメールがままんから入っていたですわ。おめでとー!!!
まだ見ぬ甥っ子よ!叔母はなぜか八丈島の桟橋にいますわーーー、と返事を返してめでたしめでたし、ですわ。

 O塚さんと八丈島の荒れる海を見る、の図。

御蔵島へ向けて、、、ですの


tokaikisen 乗船から数時間後、ゆきぴゅーは船酔いなのか、酔い止め薬“センパアS”
のラリ効果なのかわかりませんがとにかく大きな横揺れ&縦揺れの船内で目を覚ましました。
 “こ、これはかなりの揺れですわー、だいじょうぶかしら、、、”
 うとうとしながら毛布に包まっているとそのうち館内放送がありましたの。

「御蔵島で下船予定のお客様に悲しいお知らせです。ただ今、
御蔵島より連絡がありまして海上の状態が悪いため着岸が不可能とのことです。
誠に申し訳ありませんが本船はこのまま最終目的地の八丈島に向かいます。ちーん。」

 隣りのO塚さんも聞いてたみたいで、
「あーーー。なんてことですのー!でもゆきちゃん帰りがあるわよ。帰りに天気が回復したら御蔵に寄れるんだから。」
「そーですわね。それを祈りましょう」

 数時間後またまた館内放送で目を覚ましましたの。
「本船はまもなく八丈島に到着です」