東京の紙芝居師

江戸川区の鹿骨(と書いて、ししぼね)に、街頭紙芝居師をしているおじいちゃんがいると何かで読んで知って以来、いつかお話を聞きたいなぁと思っていたゆきぴゅーは、先日、突然会いに行こうと決心したんですの。さっそくお電話して「明日遊びに行ってもいいですか?」と聞いたら「あぁ、いいよ」と快いお返事。わーい。
翌日。最寄り駅からバスにゆられること15分。道に迷ってコンビニの店員さんに道を聞きつつ、たどり着いたおうちは青い小さな駄菓子屋さん。そうなんですの、今ではもう数えるほどしかいないという街頭紙芝居師の永田さんは小さな駄菓子屋さんを営んでいるんですの。いきなりやってきたゆきぴゅーですが、「まぁどうぞ、あがりなさい」と言われ、奥の茶の間にあがらせてもらうことに、、、。4人以上は座れないんじゃないかというくらい狭い部屋のこたつに座ると、どこからかにゃあと猫ちゃんがやってきてひざの上に乗りました。ああ、わたくしったら、いきなり知らない人ん家で猫とこたつにあたってヤクルトなんか頂いて飲んでますわ、、、。
「あああ、あの。ここにはこうやっていろんな人が訪ねてくるんですの?」
「あぁ、時々取材が来るよ。でも、もう最近は面倒くさくなっちまってね、この間なんか同じ時期に3つの所から話があったから、“どーせ同じこと喋るんだから一度に3人座って聞いておくれ”っていってお願いしたくらいだよ」
「へぇ~そうなんですの」
「こんなとこまでゲーノー人もいろいろ来たしね」
「どんな人が来たですの?」
「久本雅美やダチョウ倶楽部や、、、、(なんとかかんとか)」
「へー」
「あんたは何で知ったの」
「インターネット、だと思いますの」
「はぁ、そうかい。ここにはパソコンなんてものはないからねぇ。あっちこっちから人は来るが、何を書かれてるんだかわからないよ」
そういって笑いながら今まで掲載された新聞や雑誌なんかのスクラップ帳を見せて下さったんですの。そのうち、玄関が開く音がして猫ちゃんがにゃあと走って行きました。 つづく

青い小さなおうち

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